屋根の葺き替え
屋根の葺き替えと屋根材の種類
屋根の葺き替えって、やはり知り合いの業者に依頼した方がいいのか？それとも大きな会社がいいのか？と悩む方も多いはずです。
葺き替えの費用は、屋根材によってや、その他様々な要因で金額幅が大きくなります。そのため屋根に関する基礎知識が必要になってきます。
そこで今回、基本的な説明をしたいと思います。
そもそも葺き替えって？
建築用語の一つで、元々ある屋根を全てはずし、新しい屋根材に変えることをいいます。
どの葺き替えのパターンがベストなのか
屋根材の種類は主に、瓦屋根・スレート屋根・ガルバリウム鋼板（金属屋根）になります。
それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
瓦屋根材
メリット
耐久性が高い
日本瓦は強度が高く、防水性に優れています。そのため、50年〜100年以上の耐久性を発揮すると言われています。
強度が高い
粘土を高温で焼き上げているため強度が高く、少しの衝撃で割れることはありません。
デザイン性
瓦の形状は、伝統的な日本の住宅によく合います。
デメリット
葺き替え費用が高い
瓦自体の価格が高額なため、一般住宅では銅板瓦に次いで、2番目に吹き替えにかかる費用が高額です。
定期的にメンテナンスが必要
瓦自体のメンテナンスは不要ですが、漆喰部分は定期的なメンテナンスと補修が必要です。
耐震性が低い
瓦自体が重いため、屋根全体が重くなってしまうので、地震対策には不向きです。
葺き替え目安年数
50年〜100年
チェックポイント
- 瓦が多数割れている。
- 瓦全体がズレている。
- 15年以上メンテナンスを行っていない。
- 天井に雨漏りのシミがある。
- 風が強い日に屋根の上で異音がする
スレート屋根材
スレート瓦は、カラーベスト・コロニアルなどとも呼ばれ、薄い板状の形をした屋根材です。
洋風の住宅によく合います。
メリット
葺き替え費用が安い
スレート瓦は、他の屋根材と比較しても費用が安いと言えます。
種類が豊富
スレート瓦は表面に塗装するため、好きな色から選ぶことができます。
耐震性が高い
スレート瓦の重さは、日本瓦と比べてもかなり軽いため、耐震性に優れています。
デメリット
定期的なメンテナンスが必要
スレート瓦は経過年数等で屋根が傷んでしまうため、7〜8年に一度塗装するなどのメンテナンスが必要です。怠ってしまうと一気に耐久性が低くなってしまいます。
強度・断熱性が低い
厚みが約5mm程度しかないために、強度が低く割れやすいのが難点。断熱性が低く強風などで破損してしまうことも多いです。
葺き替え目安年数
50年〜100年
チェックポイント
- スレートにヒビ割れが見られる。
- 屋根が色あせしている。
- 15年以上メンテナンスを行っていない。
- 天井に雨漏りのシミがある。
- 屋根に苔やカビが発生し、緑や黒っぽくなっている。
- 風が強い日に屋根の上で異音がする。
ガルバリウム屋根材
ガルバリウムは、金属板に特殊なメッキ加工を施した素材です。金属なのに錆に強いという特徴を持っています。
メリット
耐久性が高い
特殊なメッキ加工で金属であっても錆びに強いため劣化しにくく、耐久性外高い。
デザイン・色が豊富
和風瓦・洋風瓦・トタン風などデザインの種類もたくさんあり、表面に塗装をしますので、ある程度自由に選ぶことができます。
耐震性が高い
ガルバリウム銅板はスレート瓦よりも軽いため、耐震性に非常に優れています。
デメリット
強度が低い：ガルバリウム銅板は薄い金属板なので、少しの衝撃でも凹んでしまいます。
葺き替え費用が高額
ガルバリウム銅板に断熱性やぼうえおんせいが備わっていないため追加で工事が必要になり、その分費用がかさんでしまいます。
葺き替え目安年数
50年〜100年
チェックポイント
- 屋根にへこみが多数ある。
- 15年以上メンテナンスを行っていない。
- 天井に雨漏りのシミがある。
- 屋根に苔やカビが発生し、緑や黒っぽくなっている。
- 風が強い日に屋根の上で異音がする。
以上が、屋根リフォームで葺き替えをする際の知識です。
実際の家の屋根の大きさ、形状・劣化状況によって大きく変わってきます。ご自宅の屋根リフォームの正確な費用が気になる方は、お気軽にお問い合わせください。
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